NY百花繚乱 - The Colorful Day

昨日はなかなかカラフルな1日でありました。昼過ぎにマーケットに到着して、しばらくお仕事(パソコン操作)に専念してから6月初旬に指輪のリペアを頼んでいたのを思い出して塗りの下駄を履いたまま外に出かけました。受け取り書はしっかり持っているのですが記憶を頼りに場所を探してテクテクとチャイナタウンの東の端まで歩きました。途中リトルイタリーを抜けて尚もテクテクと歩き続けました。ようやくマンハッタンブリッジが左手に見えてきて、宝飾店を探したのですがどうも様子が違うのです。それで仕方無く造りが似通っていた店に入って受け取り書を見せるとアドレスが違うと言われました。もっと西側だと言うのです。付近を見ると数店舗が軒並み閉鎖になってます。私は45ドルで米粒サイズの失われたルビーと太くなった指のサイズ直しを頼んだのです(体重10Kg増加の為)。それで”シマッタ、指輪持って倒産された”と思い込みました。それで帰りは違うルートで帰ろうとしたら、一体全体自分がどこを歩いているのか分からなくなってしまい、東向いているのか西向いてるのさえ分からなくなってしまったのです。途方にくれて、ふとストリートサインを見ると何と受け取りに書いてあったアドレスのすぐ近くまで何時の間にか来ていました。それでビルディング番号を辿ったらちゃんと宝飾店はそこに有り倒産もしておりません。早速入って受け取りを見せたら三週間も連絡が無いことを指摘されましたが色々忙しかったと弁明し、早速リペアが終わったルビーとダイアの散りばめられた指輪を見せて貰いました。素晴らしい出来栄えです。しかし私の指がまた太ったと言うか浮腫んだせいなのか、これがなかなか指に入らないので再度1ランク上のサイズにまたお直しです。それで母から譲り受けた他の指輪を6個まとめて全部サイズを直してもらうことにしました。太ると指も足のサイズも全部太くなるのを初めて知りました。昨年は2ヶ月で10Kg痩せて、ブルックリンに戻ってからモリモリ盛り返しアッと言う間に以前にもまして体重が増えました。しかしこのアメリカはデブ王国で私なんぞまだスマートもいいとこです。この肥満の問題を克服出来ればノーベル賞は確実だと思います(ノーベル賞のどの部門になるのか分かりませんが)、それほど深刻な問題だとブルックリンに来てよ〜く分かります。

6時頃にマーケットを出てアートオープニングを二つ梯子する予定でしたがひとつはギャラリーに行ってみるとチェルシーに移転しまい閉まっておりました。NYのアート業界ではだいたい木曜日の夕刻にオープニングするのが習わしになってます。それでまたテクテクとサブウェイの駅まで下駄で歩きチェルシーのもうひとつのギャラリーへ行くことにしました。23丁目で降り、クロスタウンのバスに乗りウェスト側の10番街で降りましたが一向にギャラリーが見つから無いのです、もう足は棒状態で限界です。やっとストリートを間違っていることに気づいてまたテクテクです、この間何度も何度も引き返して帰ろうかと思いました私の内なる声が”行け行け”と命令するのです。それでやっと1時間過ぎてからギャラリーに辿り着くことが出来ました。3Fのギャラリーに入ると大好きなブルックリンラガーの冷えたのを瓶ごと渡してくれてこれでやっと蘇生しました。落ち着いて眺めるとこれがなかなか興味深い作品100点がずらりと壁に飾られてます。私はビールをラッパ飲みしながら作品を眺めつつ、もう疲労の為に倒れこむようにして空いていたソファに座りこんでしまい動けなくなってしまいました。するとどこからか突然私の横に人が座りそして話しかけてきました。その人のアタマを見るとちょうど若草山の山焼きの跡みたいなアタマなので男女の区別がつかず一瞬どのように対応して良いか分かりません。ふとおテテを見るとマニキュアをしていたのでようやく性別が判別出来ました。どうやら彼女は私の出で立ちに興味を示して話しかけて来た様子です。私の出で立ちはアタマから足の先迄黒、グレー、白のモノトーンで統一し羽織っているのはこれもモノトーンの女物の長襦袢です。身に付けているのは大きな真珠のチョーカーにピアスは大小の真珠を組み合わせたもので全部私がデザインして宝石やに作らせたものですからオリジナルです。それに赤い鼻緒の黒塗りの下駄履いているのですからギャラリーの人混みの中でも際立っていたのでしょう。聞けば彼女はジュエリーデザイナーだそうで名前はバイオレットさんです。彼女の向かいにほぼ同時に座ったオジさんはどうやら彼女と関係無さそうですがまるで我々旧知のように三人で話しが盛り上がります。

ギャラリーの電灯が点滅しだし、終了時間を告げてます。私とそのオジさんのジョンとは外に出てからも30分以上話しを続けて尚も話しがなかなか終わらないのです。彼はアーティストでイサム野口氏ともジャック、ラーセン氏とも良く知っている間柄だと言います。しかもサグハーバーに古くからの友達が住んでいるとも言います。その友達がどこに住んでいるのかと聞いたら何と私の最初のお店のすぐ近くです。バイオレットともジョンともKeep in Touchと言って別れましたが、やはり昨日は自分の内なる声に従って正解でした。早速ジョンの作品を見に行こうと今からとても楽しみです。

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